昨シーズンは歴史的な大凶作となり
全国の生産量も48億枚でした。
(ピークは2001年の100億枚超え)
そして迎えた今シーズン…
高水温の影響で仙台ですら初入札が12月に
ずれ込むという波乱のスタートになりました。
九州有明は12月は比較的順調だったのですが、
年明けからポカポカ陽気に降雨の少なさ、
そして赤潮の発生により栄養塩が不足するなど
収穫量が伸びませんでした。
さらに
瀬戸内地区、東日本地区も前年割れの収穫量。
結果として、50億枚に届かない可能性が高く
2年連続での大凶作が確定的になりました。
日本での年間の海苔消費量 約80億枚には遠く届きません。
越年在庫もなく、品薄状態のため、
ついに全国の産地平均単価は、昨年のさらに20%高。
この2年で、約2倍になり過去最高値を更新中です。
安芸郷では、上質な一番摘み海苔の確保は
できたものの、もはや企業努力ではこの産地相場の
上昇を吸収できない状況です。
海苔だけに限らずワカメもコンブも
不漁が続いています。
海の恵みともいえる海藻が
どんどん収穫できなくなってきています。
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